事業承継の基本を知ろう

会社の将来を左右する「事業承継」。経営者なら一度は考える必要がありますが、どんな方法があるのでしょうか?今回は事業承継の基本的な類型をご紹介します。

・親族内承継:
 家族や親族に事業を引き継ぐ方法です。日本で最も多く見られる形態で、会社の理念や文化を継続しやすいメリットがあります。一方で、後継者の育成や相続税対策が課題です。

・従業員承継:
 役員や幹部社員に事業を引き継ぐ方法です。社内の事情に精通した人材が引き継ぐため、事業の連続性が保たれやすく、従業員の不安も少ない傾向があります。課題は株式取得資金の調達です。

・M&A(第三者承継):
 外部の企業や個人に事業を売却する方法です。適切な後継者がいない場合の選択肢として近年増加しています。企業価値を対価として受け取れますが、社風や雇用に変化が生じる可能性があります。

・休廃業・清算:
 後継者がおらず事業継続が困難な場合の選択肢です。計画的に行えば、債務や従業員への対応を適切に進められます。

事業承継は5〜10年かかるプロセスです。「まだ先の話」と思わず、早めの準備が大切です。まずは専門家に相談してみましょう。